ブルーツ

自然派ワインへの愛を通して結ばれた友人同士がブドウはほとんどないが豊富なフルーツが実る国、スウェーデンの地で「自然派」的な自分たちの表現をするべく、小さなグループを結成しました。 一見して人よりもリンゴの多く生息するこの土地では、野生の果物を採食する文化的歴史があります。

Brutesブルーツはシードルとワインの間のような「シードル」を造ることで2つのものを結びつけました。 ストックホルム郊外のメーラレン湖畔の島、辛うじて放棄はされていないが忘れ去られていた農園でリンゴや洋ナシは丁寧に手摘みで収穫されます。果実は破砕され、それぞれの期間のマセラシオンを経て、圧搾されます。ワインと同じく、特にオレンジワインのようにマセラシオンはシードルにストラクチャーを与え、より豊かなボディーにします。このアプローチはそれだけでも興味深いシードルを生み出しますし、その他の野生の果物（スローベリー、ブルーベリー、クランベリー）やガーデンフルーツ（プラム、ブラックカラント、チェリー、かりん、アローニア）などとミックスされてもしっかりと受け止めることができるベースのシードルを造り出すためでもあります。テロワールが語る本当のシードル、面白くてユニークなシードルは毎年ヴィンテージごとに異なった洗練方法と様々な果実を感じる新発見を体験させてくれます。

Brutesブルーツのシードルは全て野生酵母で自然発酵されています。何も加えない、何も引かない。生きたシードルです。時間と共に熟成され、シードルの気分でいろいろなフェーズを迎え、そして最終的にスィートスポット（そのシードルの一番良いコンディション）で落ち着くのです。