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カスレリ
5人の医者が集結し、伝統的なクヴェヴリスタイルのワインを造ると、「カスレリ」が出来上がりました。緻密に手造りされる自然派ワイン。
2014年12月にすべては始まりました。4つのPDO地域（ムカザニ、ヴァヅィスバニ、グルジャーニ、カヘティ）が交差するヴァチュナヅィアニ村のアラザニ谷の右岸にある、小さな土地をこの医者5人衆の友達が彼らにプレゼントした時のことでした。それは彼らにとって、自分たちや周りの人たちための消費用として自然派でオーガニックなワインを造るという、長年の夢を叶えるチャンスでした。そして彼らのワイン造りの楽しみは古く忘れ去られてしまったジョージアの自品種を探索するということまで及びました。
そのため、彼らの最初のブドウの木は、 – 極めて珍しい自品種チティスヴァラを含む – 2015年の春に植えられ2016年が最初の収穫となったのです。
さらに自分たちの楽しみ目的で、彼らは2017年クヴェヴリ国際ワインコンクールに出品しました。すると彼らのチティスヴァラは金賞を獲得し、この興奮は彼らのワインが国際市場へ参入する時が来たことを知らせるものとなりました。
ブドウは全て有機栽培で栽培されており、加えて生物多様性を促す手法がとられています。そしてカスレリのもう一つの特徴は「衛生管理」です。彼ら全員医者というバックグランドを持っているため、ワイン化学、微生物学、ブドウ生物学、さらにはブドウ栽培や醸造といったことに精通しているのです。クヴェヴリにおいては、たまに特徴的な香りや味わいを持ったクヴェヴリワインに出会うことがありますが、そういったものを予防するために毎年シミ一つなく清潔に管理します。
「彼らのスリリングで緻密で典型的なカヘティのアンバーワインが彼らの徹底した衛生管理を示している」とサイモン・ウルフ氏は述べています。