座右の銘である「« Les vignes dans le ciel »天空のブドウの樹木」はマーケティングのための言い回しなんかではありません。ドメーヌ ドゥ ブドンは文字通、岩がごつごつと出ている標高900mの場所にひょっこりとあります。それゆえ、「つきでたお腹」を意味する« Beudonブドン»という名は、まるでローヌ渓谷に崖から飛び出した鷲の巣を表すかのようです。
この魅力的なロケーション、そしてそこから生み出されるなんとも真似しがたいワインのパーソナリティーこそが、スイスのヴァレー州におけるブドンをアイコニック的な存在にしているのです。度々ルポルタージュにも取り上げらており、国際フランス語テレビチャンネルTV5Mondeでは« Une année à la vigne – Les domaines du possible »(ブドウ畑の1年-瀬戸際のドメーヌ)というドキュメンタリーやアワード受賞本Jason Wilson 氏の« God Forsaken Grapes »(見捨てられたブドウ)の中でも取り上げられています。